エギングを始めたばかりで「どのリールが正解なの?」と迷う初心者の方へ。本記事ではコスパ最強かつ扱いやすいダイワ製リールを選ぶための基準を先に示し、そのうえで厳選8機種の特徴と価格帯を一挙紹介します。軽量ボディ・防水フレーム・操作性に優れたモデルを知り、最後にメンテ術まで押さえれば、失敗なく快適なエギングデビューができます。
【初心者必見】【コスパ最強】ダイワエギングリールの選び方
自重250 g未満のLTボディ
- 片手操作でも疲れない
- 足元攻めが驚くほど楽
- フリーフォールが安定
250 gを切るLT規格なら長時間シャクリ続けても手首への負担が少なく、釣行後の疲労感が激減します。軽さが操作レスポンスを高め、秋の数釣りシーズンにも最適です。
2kg級アオリを想定しドラグ0.8kg前後に設定すれば問題ありません。ラインブレイクを避けるためにも定期的な摩耗チェックを行いましょう。
ZAION®モノコックフレーム+タフデジギア
ZAION®カーボンの一体フレームは金属同等の剛性を確保しつつ大幅な軽量化を実現。タフデジギアが回転精度を保ち、シーズンを通して滑らかな巻き心地を維持します。
実釣300時間後の摩耗率はアルミギア比で約1/3。月2回の釣行なら3年はノーメンテでもガタ付きが出にくい設計です。
マグシールドラインローラー搭載モデル
- 塩噛みトラブル大幅減
- 回転初速が長く続くし
- ライン寿命が大幅向上
磁性オイルが隙間を密閉し、海水の侵入と塩結晶の蓄積をブロック。ローラー回転が滑らかに保たれるのでラインヨレも抑えられ、エギの飛距離と操作性が持続します。
防水性能が高いとはいえ、半年に一度の清水洗浄と注油でさらに寿命が延びます。完全放置は避けましょう。
シャロースプール(PE0.6号×200 m)+LC‑ABSリム
浅溝スプールは下巻き不要で軽量化に寄与。LC‑ABSの逆テーパーリムがライン放出抵抗を減らし、同じエギでも平均3〜5 mの飛距離アップが狙えます。
下巻きでスプール深さを調整、もしくは深溝タイプの替えスプールを使用すると巻き過ぎによる糸噛みを防げます。
ハイギア比(6.2〜6.4)で巻き取り長90 cm前後
1回転で約90 cmを一気に回収できるため、強風下や潮流が速いポイントでもラインスラックを素早く取り、エギの姿勢を安定させられます。
高ギアでもロッド操作でエギの移動距離を抑えれば違和感なく抱かせられます。ギア比よりロッドワークの緩急が重要です。
ATD(オートマチックドラグ)+クリック音付きファインドラグ
ATDは走り出しから滑らかに効き、ラインブレイクや身切れを防止。クリック音が細かな調整をサポートし、初心者でも適正テンションを再現しやすいのが魅力です。
クリックは控えめな音量なので静かな堤防でも迷惑になりにくく、ヒットの瞬間を耳で把握できるメリットの方が大きいです。
【初心者必見】【コスパ最強】ダイワエギングリール8選
ダイワ 24セルテート FC LT2500S
最新セルテートはZAION モノコック+タフデジギアの組み合わせで実測205 g。防水耐久と軽量を両立するハイエンドの入門機。
ダイワ 22イグジスト LT2500S‑XH
エアドライブローター採用で巻き出しが極めて軽く、ハイギアでも操作感はシルキー。重量僅か180 gで長時間ランガンに最適。
ダイワ 21 カルディア LT2500S‑XH
21年モデルは高剛性ZAION Vボディを実装しつつ実売1.7万円前後。コストと性能のバランスが突出した一台です。
ダイワ 23レグザ LT2500‑XH
アルミフルメタルボディで実売1万円台後半。耐久性を重視する初心者にうれしいタフ仕様。
ダイワ 21フリームス LT2500‑XH
マグシールドレスながら防水設計を強化。実釣での滑らかさとメンテナンスのしやすさが魅力。
ダイワ 23レガリス LT2500S‑XH
1万円以下でZAION Vローターを搭載。軽さと剛性を両立し、最初の一台にぴったり。
ダイワ 24レブロス LT2500S‑XH
エアドライブデザインを踏襲したエントリーモデル。コスト重視派でも最新テクノロジーを体感できます。
ダイワ 21エメラルダス エア LT2500‑XH
エギング専用設計でPE0.6号200 m設定。LC‑ABSスプールで飛距離重視のイカ師におすすめ。
ダイワ 20ルビアス LT2500‑XH
180 gのエアローター機。旧型ながら性能は現役、型落ち価格で狙えるハイコスパモデル。
使用時の注意点
釣行後は真水で軽く洗い→ローラー部に注油→陰干し
- 塩分を素早く完全除去
- 回転部摩耗を大幅減少
- 水気を残さず完全乾燥
帰宅後に真水で全体を軽く流し、乾燥前にラインローラーへ低粘度オイルを一滴。最後は日陰で完全乾燥させて塩結晶と水分を除去、ベアリング寿命を延ばします。
高温はグリスを流し防錆性能を落とすので避けましょう。常温の流水が最適です。
ドラグは保管時に必ず緩めてワッシャーを開放
ドラグノブを緩めておけばフェルト/カーボンワッシャーへの圧縮負荷が解放され、スムーズな滑り出しが長持ちします。締めたまま放置するとプレートが歪み、最大ドラグ値が低下する原因になります。
ノブが軽く空回りするまで、目安として2〜3回転戻すと十分です。
ラインスラックをこまめに回収し、糸フケ着水音に注意
フワッと出た糸フケは根掛かりとアタリを判別しにくくします。こまめに巻き取って適度なテンションを保ち、エギの姿勢とボトム感度を高めましょう。
シャクリ1回ごとにリールハンドル半回転でラインを張り直すとトラブルが激減します。
急激な高負荷巻き上げを避け、ロッドとドラグでいなす
イカが大きく走るときはロッドでショックを吸収しつつATDでラインを滑らせ、一定テンションをキープ。無理なポンピングや高速巻きはギア・ピニオンに負担を掛けクラッチ滑りの原因になります。
ロッドを45°以内に寝かせ、ハーフポンピングでゆっくり寄せればギアは痛みません。
まとめ
- 250 g未満で操作性◎
- ZAIONモノコックで高剛性
- マグシールドで防水延命
- 浅溝スプールで飛距離UP
- ハイギアで素早い回収
- ATDが身切れを防止
- 釣後洗浄&注油が必須
- ドラグ緩め保管で寿命延長
上記ポイントを押さえたうえで、予算と使用頻度に合わせて8機種から選べば失敗はほぼありません。正しいメンテを続けて、シーズンを通して快適なエギングを楽しみましょう。


