エギ王TRを買おうとすると、店頭には17色が並んでいます。全部は買えないので、初心者はどの色を買うかで悩みます。

ヤマシタはエギ王TRの17色に、1色ずつ「下地(ボディカラー)」を決めています。下地は9種類しかないので、最初の3本は赤・金・ケイムラの下地から1本ずつ選ぶのがおすすめです。この3本があれば、濁った日も晴れた日も、光が薄い深場も活躍します。

▶ まずは実釣動画で雰囲気をチェック

ダイワ公式の入門動画です。エギを落として底を取り、数回シャクって止めるまでの流れが映っているので、どの場面で色を見ているのかが掴めます。

最初の3色は、色の名前ではなく「下地」で決める

  • ヤマシタは17色を9種類の下地で分けている
  • 赤・金・ケイムラを1本ずつで光量を全部カバー
  • 迷ったら出番の多い赤から買う

色の名前で選ぼうとするから決まりません。
ヤマシタはエギ王TRの17色に、1色ずつ「ボディカラー(下地)」を決めていて、この下地は9種類しかありません。
赤・金・ホロ・ケイムラ・紫・490グロー・夜光・ピンク・虹の9つです。

3本そろえるなら、下地が重ならないように散らすのがいちばん外れません。
同じ赤下地を3本買うと、晴れて澄んだ日に打つ手がなくなります。

下地(ボディカラー)この下地のカラー出番
赤006軍艦グリーン/033レッドグレープ/057カジメブラウン濁り・曇り・光が弱い時間
金001金アジ/026オレンジゴールド/058グリーンゴールド晴れて澄んだ日のフラッシング
ホロ038コハダフラッシュ晴れの日。フィンは490グロー
ケイムラ023オレピンケイムラ/059ケイムラピンク/060ケイムラブルー/061ミステリーパープルマヅメ・深場・曇天
紫056パープルパープル/100ノーザンライト澄み潮のディープ
490グロー102シャドウグロー光が届かない深場・夜
夜光103レモンミンティ夜のティップラン
ピンク101フロストピンク朝イチのアピール
虹029ピンクマーブル迷った日の中間

1本目は赤の下地。濁りとローライトでいちばん出番が多い

赤下地は006軍艦グリーン・033レッドグレープ・057カジメブラウンの3色です。
濁った日、曇りの日、光が弱い時間はここから入ります。
実釣ブログでもカジメブラウンは濁り潮の定番として名前が挙がります。

1本しか買わない方も、まずこの下地を選んでください。
秋のティップランは朝イチとマヅメに船を出すことが多く、光が強い時間より弱い時間のほうが長いからです。

エギ王TR 057カジメブラウン 下地が赤のティップラン専用エギ

▲ 1本目の候補、057カジメブラウン。下地は赤で、濁った日とローライトの担当(出典:ヤマシタ公式)

2本目は金かホロの下地。晴れて澄んだ日に替える

金下地は001金アジ・026オレンジゴールド・058グリーンゴールド、ホロは038コハダフラッシュです。

ヤマシタは001金アジを「フラッシングで広範囲からイカを招集」と説明しています。

日が高くて水が澄んでいる時間は、この反射で気づかせる作りです。

赤下地で反応がないまま日が上がってきたら、ここへ替えます。
038コハダフラッシュはフィンが490グローなので、晴れの日に使いながら、深場で少しだけ光る保険にもなります。

エギ王TR 058グリーンゴールド 下地が金のティップラン専用エギ

▲ 2本目の候補、058グリーンゴールド。下地は金で、晴れて澄んだ日のフラッシング担当(出典:ヤマシタ公式)

3本目はケイムラの下地。マヅメと深場の光が薄い時間に効く

ケイムラ下地は023オレピンケイムラ・059ケイムラピンク・060ケイムラブルー・061ミステリーパープルの4色です。

紫外線で光るので、日が沈む前後と、光が減る40mより下が担当になります。

ティップランは水深40〜60mの船も多く、晴れていても底は暗いことがあります。

夜の便に乗る方は、ここを102シャドウグロー(490グロー)か103レモンミンティ(夜光)に替えてください。
昼の便が中心なら、ケイムラのほうが日中から使えるぶん出番が多いです。

エギ王TR 023オレピンケイムラ 下地がケイムラのティップラン専用エギ

▲ 3本目の候補、023オレピンケイムラ。下地はケイムラで、マヅメと深場の担当(出典:ヤマシタ公式)

釣り人
釣り人
3本とも3.5号でいいですか。号数も分けたほうがいいのか迷います。
スタッフ
スタッフ
最初は3.5号でそろえるのがおすすめです。27gあるので1mを1.2秒で沈み、底が取りやすくなります。3号を足すのは2シーズン目からで十分です。

ネットでよく見る「カジメブラウン・ケイムラピンク・パープルパープル」とどう違うのか

  • よく見る3色も、下地は赤・ケイムラ・紫でバラけている
  • 紫は澄んだディープ向け。最初の3本には尖っている
  • 「色より仮面シンカー」という声もある

ティップランのおすすめを調べると、この3色がよく出てきます。

下地に置き換えるとカジメブラウンは赤、ケイムラピンクはケイムラ、パープルパープルは紫で、やはり散らしてあります。

考え方は同じで、違うのは3枠目に紫を入れているところだけです。

紫を入れるか、金を入れるかだけの違い

紫下地(056パープルパープル・100ノーザンライト)は、澄んだ潮のディープで実績が語られる色です。

水深があって澄んでいる海域に通う方なら、3枠目を紫にする並びが合います。

反対に、晴れた日の浅場が多い方は金を入れたほうが出番が来ます。

どちらが正解ということはなく、よく乗る船の水深と、その海が澄んでいるか濁っているかで決まります。
決めきれない方は、上の30秒診断でその日の海から選んでください。

「色を替えるより、仮面シンカーとラトルを替える」という声もある

ここは両方の言い分を書いておきます。

ティップランを長くやっている方のブログには、「エギのカラーローテーションは意味がない。イカはそこまでセンシティブではない。変えるだけ時間の無駄」という書き方もあります。

代わりに仮面シンカーのサイズとラトルの有無を替えて反応を見る、という進め方です。

この意見は、底が取れていない日にいくら色を替えても差が出ないという話でもあります。

着底が分からない日は、色より先にシンカーの号数を水深と潮流から決めるほうへ進んでください。

持っていくエギとシンカーの数はティップラン船の持ち物リストにまとめています。

ラトルの有無を替える進め方なら、同じ形で音だけが違うエギがあると比べやすくなります。ジャッカルのゲキダキTRはGSとノンラトルを同じ重さでそろえているので、どっちから結ぶかの目安も参考にしてください。

エギ王TR 038コハダフラッシュ 下地がホロのティップラン専用エギ

▲ 金の代わりに選べる038コハダフラッシュ。下地はホロで、フィンは490グロー(出典:ヤマシタ公式)

釣り人
釣り人
色を替えるより仮面シンカーが大事なら、3本もいらないのでしょうか。
スタッフ
スタッフ
底が取れている日は3本が効きます。着底が分からない日だけ、色より先にシンカーを足してください。まず底を取る、次に色、の順番がおすすめです。

今日の海で投げる下地がわかる30秒診断

空と潮、それに水深を選ぶだけで、その日に投げる下地が決まります。

🎣
今日の海で投げる下地がわかる30秒診断
Q1 空と潮 → Q2 水深 で、その日に投げる下地が決まります
⚡ 5秒
STEP 1 / 2かんたん2問
1
2

Q1. その日の空と潮は?

👇 選ぶと次の質問へ

3号と3.5号はどちらを買うか

下地を決めたら、次は号数です。
3.5号は27gで1mを1.2秒、3号は21gで1.5秒。数字で見ると差は0.3秒ですが、水深50mなら15秒変わります。

項目エギ王TR 3号エギ王TR 3.5号
重さ21g27g
全長95mm105mm
沈下スピード1.5秒/m1.2秒/m
カラー数全17色(下地は9種類)全17色(下地は9種類)

最初の3本と、一緒に買っておくもの

本体は同じエギ王TRで、下地を変えて3本そろえます。
あとは沈下を足すシンカーと、3本を持ち歩くケースです。

ヤマシタ エギ王TR ティップラン専用エギ

下地を散らして3本そろえる本体です。3.5号は27gで1mを1.2秒。カラーはAmazonの選択欄で選べるので、赤下地(057カジメブラウンなど)・金下地(058グリーンゴールドなど)・ケイムラ下地(023オレピンケイムラなど)から1本ずつ選んでください。

広く探す日の1本です。3.5号で30gあり、TRより速く沈みます。潮が速くて底が取りづらい日や、船が広く流す日に持っていると手が増えます。3本そろえた後の4本目におすすめです。

ヤマシタ エギ王TRシンカー

エギの前に足して沈下を作るシンカーです。水深が急に深くなった時、色を替えるより先にこちらで着底を取り戻します。「色よりシンカー」という意見が出てくるのは、この効き方があるからです。

ヤマシタ エギ王 エギストッカーW M

3本を船のバッグに入れて持ち歩くケースです。ティップランのエギはカンナが太いので、裸で入れるとレインウェアに引っかかります。Mサイズで3.5号が収まります。

3色で足りない日と、4本目に足す色

  • 夜の便に乗るなら490グローか夜光を足す
  • 澄んだディープが多い海域は紫を足す
  • 同じ下地の色を増やしても手は増えない

3本で回らない日は、だいたい光量が振り切れた日です。
夜の便に乗るなら102シャドウグロー(490グロー)か103レモンミンティ(夜光)、澄んだディープが多いなら056パープルパープル(紫)が4本目になります。

やってしまいがちなのは、気に入った色の似た色を買い足すことです。
下地が同じなら、光の当たり方に対しては同じ1枚なので、外した日に替える先になりません。

  • この記事が向く方:これからティップランを始めて、エギ王TRを3本くらいから買いそろえたい方
  • 向かない方:すでに10本以上持っていて、その日の当たりカラーを探している方(→下地は散っているはずなので、シンカーとラトルの替え方へ進んでください)
  • ほかの選び方:ショア用のエギ王K・LIVEにシンカーを足して始める/エギ王TRサーチで速く沈める/夜の便なら夜光・490グローから買う

買う前に多い疑問

エギ王TRは3号と3.5号のどちらを買う?

最初の1本は3.5号(27g)がおすすめです。沈下は1mを1.2秒で、3号の1.5秒より速く底が取れます。水深20mより浅い船や、潮が緩くてゆっくり見せたい日に3号(21g)を足してください。

3色そろえないとティップランは釣れない?

1本でも釣れます。ただし赤・金・ケイムラのどれか1つしか持っていないと、その日の光量に合わなかった時に打つ手がなくなります。3本にしておくのは釣果を上げるためというより、外した時に替える先を作るためです。

カラーより先に見直すことはある?

あります。底が取れていない日は、色を替えるよりエギ王TRシンカーで重さを足すほうが先です。ティップランは底から数回シャクって止める釣りなので、着底が分からない状態では色の差が出ません。

ショア用のエギ王KやLIVEをティップランで使える?

使えますが、シンカーを足して重さを作ることになります。エギ王TRは3.5号で27gあり、止めた時に姿勢が安定するよう作られた専用エギです。手持ちのエギで始めて、続きそうなら専用エギに替えるのが失敗の少ない順番です。

赤・金・ケイムラを1本ずつ。これで光量は全部カバーできる

  • 17色は9種類の下地に分かれている
  • 赤・金・ケイムラを1本ずつで3本
  • 底が取れない日は色よりシンカー

最初の3本は、赤の下地・金の下地・ケイムラの下地から1本ずつです。
濁った日、晴れて澄んだ日、光が薄いマヅメと深場です。この3つに1本ずつ当てておけば、外した時に替える先ができます。
号数は3.5号(27g)でそろえてください。

  1. 赤下地(057カジメブラウンなど)を1本目に買う
  2. 金かホロ(058グリーンゴールド・038コハダフラッシュ)を2本目に足す
  3. ケイムラ(023オレピンケイムラなど)を3本目に足す
  4. 底が取れない日はシンカーで沈下を作る
釣り人
釣り人
カジメブラウンとグリーンゴールドとオレピンケイムラの3本で足りますか。
スタッフ
スタッフ
その3本がおすすめです。赤・金・ケイムラで下地が散っているので、当日の光量に合わせて替えられます。

【参考にした情報】

①ヤマシタ エギ王TR 製品情報。3号=21g・全長95mm・沈下1.5秒/m、3.5号=27g・全長105mm・沈下1.2秒/m。全17色と各色の「ボディカラー(下地)」(金・赤・ケイムラ・虹・ピンク・紫・ホロ・490グロー・夜光)を同ページのカラー表から引用。商品画像も同社公式サイトより引用(改変なし)。2026年9月7日確認。

②ルアマガ+「ヤマシタのティップラン専用エギ エギ王TRってどんなエギ?」(デカ針・ハイドロフィンTRの490グロー・ハイドロシンカー・ハイドロボディ・ウォームジャケット/001金アジは「フラッシングで広範囲からイカを招集」)。

③個人ブログ「ティップラン 釣れるエギローテーション」(「エギのカラーローテーションは意味がない。イカはそこまでセンシティブではない」/仮面シンカーのサイズとラトルの有無を替える)。

④Yahoo!知恵袋「これからティップランを始める者です。エギ王TRシリーズで釣れるカラー…」の質問。

本記事は実釣の長期検証ではなく、メーカー公表値と実釣ブログ・知恵袋の投稿、当サイトの検索データにもとづいています。

※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。価格・在庫はリンク先の最新表示を確かめてください。(更新:2026年9月)

関連記事

ティップラン船の持ち物リスト|エギは何個、シンカーは何gを持っていく?

ティップランのシンカー号数を水深と潮流から決める方法と交換タイミング

ティップランロッドが選べない初心者へ|コスパ最強12本と選び方6ポイント

クロスミッションXRのS66MLでティップランもタイラバもやりたい

ティップラン用スピニングリールおすすめ12選|ドラグ性能で選ぶ