エギ王TR(ヤマシタ)vs エメラルダス ボートII(ダイワ)|ティップランエギの2大定番
ティップランのエギを買いに行くと、店頭にはヤマシタのエギ王TRとダイワのエメラルダス ボートIIが隣同士で売られています。同じ3.5号で1,505円と1,052円、どっちから買うか迷いますよね…
そこで両社のスペック表を並べてみました。沈むスピードを数字で書いているのはエギ王TRだけで、3.5号は1mを1.2秒で沈みます。ボートIIは号数が5段階そろっています。最初は片方にそろえて、3.5号を2本と3号を1本から始めるのがおすすめです。
あとはシンカーです。エギ王TRにはエギ王TRシンカー、ボートIIには仮面シンカーボート2と決まっています。片方に寄せておけばシンカーも1種類で済んでラクです。
▶ まずはエギとシンカーの組み合わせをチェック
ヤマシタのエギングマイスターが、ティップランでエギにシンカーを足す考え方を解説している回です。2本の差が出るところが見えます。
重さの刻みが違う。エギ王TRは21gと27g、ボートIIは25gと30g
- エギ王TRは3号21g・3.5号27gの2つ
- ボートIIは2.75号から3.5号まで5つ
- 沈下スピードの数字はエギ王TRだけ
2本の違いは布や色より先に、重さの並びに出ています。
エギ王TRは21gと27gの2段、ボートIIは25gから30gまで5段です。
エギ王TRは3号が21g、3.5号が27g。1mを1.5秒と1.2秒で落ちる
ヤマシタ公式に載っているのは2サイズです。
3号が全長95mm・21gで沈下1.5秒/m、3.5号が105mm・27gで1.2秒/m。
この0.3秒が、浅い場所で見せる時間の差になります。
3号のほうがゆっくり落ちるので、活性が低い日に長く見せられます。
エメラルダス ボートIIは25gと30g。号数は2.75号から3.5号まで5つ
ダイワ公式の展開はこうです。
2.75号25g・3号25g・3号35g・3.25号30g・3.5号30gの5種類。
同じ3号でも25gと35gの2つがあります。
エギの大きさを変えずに重さだけ上げられるのは、ボートII側の作りです。
| 号数 | エギ王TR | エメラルダス ボートII |
|---|---|---|
| 2.75号 | なし | 25g |
| 3.0号 | 21g(95mm) | 25g/35g |
| 3.25号 | なし | 30g |
| 3.5号 | 27g(105mm) | 30g |
沈下スピードを数字で出しているのはエギ王TRだけ
ここは並べると差がはっきりします。
ダイワ公式の記載は「クラス最速(当社比)!速いフォールスピード」で、秒数は書かれていません。
速いことは分かりますが、水深に対して何秒かは計算できません。
秒数から組み立てたい人には、数字が出ているエギ王TRのほうが合います。
買い足すシンカーに互換がない。先に決まるのはここ
- エギ王TRはエギ王TRシンカー
- ボートIIは仮面シンカーボート2
- 片方に寄せるとシンカーは1系統
どちらを買うかで、実は次の買い物まで決まります。
追加シンカーはエギ王TRシンカーと仮面シンカーボートで別物です。
エギ王TRシンカーは7gから60gの8サイズ
ヤマシタ公式の展開は細かいほうです。
7g・10g・15g・20g・30g・40g・50g・60gの8サイズで、各3色。
重さの決め方も公式に2つ書かれています。
「水深×1g」が基本で、ラインの角度が45度になる重さを選ぶ、という順番です。
ボートIIは仮面シンカーボート2で1号相当ぶん重くなる
ダイワ側は号数そのものを動かす考え方です。
2.75号25gに付けると3号相当、3.25号30gに付けると3.5号相当になります。
細かい数字を足すのではなく、1段上げるための2.75号と3.25号が用意されています。
この2つはシンカー前提の号数なので、単体で使う出番は少なめです。
| 項目 | エギ王TR | エメラルダス ボートII |
|---|---|---|
| 号数と重さ | 3号21g/3.5号27g | 2.75号25g〜3.5号30gの5種 |
| 沈下スピード | 1.5秒/m(3号)/1.2秒/m(3.5号) | 公表なし(クラス最速・当社比) |
| 追加シンカー | エギ王TRシンカー | 仮面シンカーボート2 |
| シンカーの展開 | 7・10・15・20・30・40・50・60gの8サイズ | 装着すると1号相当ぶん重くなる |
| 止め方の作り | 十字のハイドロフィンTR+デカ針 | ヘッド一体型シンカー+ボート専用ボディー |
| カラー数 | 3号17色/3.5号18色 | ノーマル8色/RV10色 |
船長の記事にも「エギ王TRシンカーが適合しない」と書かれている
互換を期待して両方買うと、ここでつまずきます。
TSURI HACKで船長の岩室拓弥さんが「エメラルダスボートⅡにはエギ王TRシンカーが適合しないため、専用のシンカーを使用しています」と書いています。
2本とも持つなら、シンカーも2系統そろえることになります。
最初の1回は片方に寄せると、買うのはエギとシンカー1種類だけです。
号数を水深から出す手順はティップランのシンカー号数を水深と潮流から決める方法で書いています。
📱 関連する話題(Xより)
エギ王TRの3.0号を秋イカのティップランで使っている人の投稿です。3号が浅い場所の枠として使われていることが分かります。
止め方の作りも違う。十字フィンとヘッド一体型
止めた時にブレないための工夫が、2本で別の方向です。
エギ王TRは十字形のハイドロフィンTRとデカ針で、ボートIIはヘッド一体型シンカーです。
ヤマシタはデカ針がパラシュート効果を生んで動きを安定させると説明しています。
ダイワはヘッドとシンカーを一体にしてフォール時のスパイラルを軽減したと書いています。
ボートII側はもう1つ、穂先でアタリを拾うための引き抵抗を残したとあります。
止めて待つか、少し引いて手元で拾うかの違いが、ここに出ています。
最初に買う1本がわかる30秒診断
乗る船の水深と、号数の決め方を選ぶだけです。最初に買う1本が出ます。
Q1. 主に乗る船の水深は?
👇 選ぶと次の質問へ
この記事で比べている6本
まず値段です。
ボートIIが1,022円から1,495円、エギ王TRが1,505円から1,637円。
| 商品 | 号数と重さ | 実売 |
|---|---|---|
| エメラルダス ボートII RV パープルオイル-ピンク杉 | 3.0号 25g | 1,022円 |
| エメラルダス ボートII 金-キンアジ | 3.5号 30g | 1,052円 |
| エメラルダス ボートII 赤-縞パープル | 3.0号 25g | 1,495円 |
| エギ王TR 056パープルパープル | 3.5号 27g | 1,505円 |
| エギ王TR 059ケイムラピンク | 3.5号 27g | 1,517円 |
| エギ王TR 006軍艦グリーン | 3.0号 21g | 1,637円 |
号数と重さも入れているので、行く水深に合う行を先に探してください。
同じ号数でも色によって値段が動くので、下の6本は在庫のある色で並べています。
ヤマシタ エギ王TR 3.0号 006軍艦グリーン
30mまでの浅い場所と、ゆっくり見せたい日の1本です。21g・全長95mmで沈下は1.5秒/m。3.5号より0.3秒遅く落ちるので、活性が低い日に見せる時間を作れます。
ヤマシタ エギ王TR 3.5号 056パープルパープル
エギ王TR側の主軸です。27g・全長105mmで沈下は1.2秒/m。水深30m前後が「水深×1g」の計算に乗るサイズで、最初の2本はここから買うと号数で迷いません。
ヤマシタ エギ王TR 3.5号 059ケイムラピンク
2本目の27gです。下地がケイムラでラメ布が入っていて、ヤマシタは澄み潮はもちろん笹濁り時にもアピールするカラーと書いています。同じ重さで色を替える枠になります。
ダイワ エメラルダス ボートII 3.5号 30g 金-キンアジ
ボートII側の主軸です。3.5号30gはダイワが正規のベストサイズとしている号数で、良型狙いの枠。ヘッドとシンカーが一体で、フォール中にスパイラルしにくい作りになっています。
ダイワ エメラルダス ボートII 3.0号 25g 赤-縞パープル
ボートIIの軽い側です。25gで、仮面シンカーボート2を付ければ重さを1段上げられます。30mまでの浅い場所と、濁ってゆっくり見せたい日に出番があります。
ダイワ エメラルダス ボートII RV 3.0号 25g パープルオイル-ピンク杉
ラトルの入ったRVです。25gで色は10種類あり、ノーマルの8色より多め。同じ場所で反応が止まった時に、音を足した1本で通すという使い方ができます。
ラトルの有無で使い分けるなら、ジャッカルのゲキダキTRも同じ形・同じ重さでGS(ガラスラトル入り)とノンラトルがそろっています。どっちから結ぶかはゲキダキTRはGSとノンラトルのどっちから結ぶ?で、濁りと活性の2つから整理しました。
買う前に多い疑問
落ちる速さを数字で合わせたいならエギ王TR、号数を細かく刻みたいならエメラルダス ボートIIです。エギ王TRはヤマシタが3号1.5秒/m・3.5号1.2秒/mと沈下スピードを公表していて、水深に対して何秒で落ちるかを計算できます。ボートIIは2.75号25gから3.5号30gまで5つの展開があり、仮面シンカーボート2を付けると1号相当ぶん重くできます。どちらも専用エギなので、先に決めたいのは追加シンカーをどちらの系統でそろえるかのほうです。
使えません。TSURI HACKの記事で船長の岩室拓弥さんが「エメラルダスボートⅡにはエギ王TRシンカーが適合しないため、専用のシンカーを使用しています」と書いています。ヤマシタ公式もエギ王TRシンカーの適合をエギ王TRの3.0号・3.5号として案内し、ダイワ公式はボートIIに仮面シンカーボート装着可能と書いています。両方のエギを持つとシンカーも2系統になるので、最初は片方に寄せるほうが買う物が減ります。
3.5号を多めにしてください。ヤマシタの重さの決め方は「水深×1g」で、ラインの角度が45度になる重さを選ぶという2つのルールです。水深30mなら合計30g前後になるので、エギ王TRなら3.5号27g、ボートIIなら3.5号30gが計算に乗ります。3号は浅い場所や潮が緩い日の枠なので、最初は3.5号を2本、3号を1本の配分で困りません。号数を水深から出す手順はティップランのシンカー号数を水深と潮流から決める方法で書いています。
できます。ヤマシタもエギ王TRシンカーを市販の多くのエギに装着できると案内していて、公式の解説動画もお手持ちのエギで始める形を扱っています。ただしエギ王TRは3.5号で27g、ボートIIは30gと、最初から重さを内側に持った作りです。ショア用エギ+シンカーは重心が外側に付くので、止めた時の姿勢は専用エギのほうが安定します。手持ちで1回試して、続きそうなら専用エギに替える順番が無駄になりません。
最初は片方に寄せて、3.5号を2本と3号を1本
- シンカーが互換しないので片方に寄せる
- 3.5号を2本、3号を1本から
- 秒数で組むならTR、号数を刻むならボートII
落ちる速さを数字で合わせたいならエギ王TR、号数を細かく刻みたいならエメラルダス ボートIIです。
両方を1本ずつ買うと、シンカーもエギ王TRシンカーと仮面シンカーボートの2系統になります。
最初の3本は、3.5号を2本と3号を1本。これで浅い場所も深い場所も1つのケースで回せます。
- おすすめの方:水深に対して何秒で落ちるかを決めて釣りたい方(→エギ王TR 3.5号27gから2本)
- こちらが合う方:号数を刻んで持ちたい方、本数を増やしたい方(→エメラルダス ボートII 3.5号30gから2本)
- 代替:反応が止まる場所ならRVのラトル入り/浅い場所だけならボートII 2.75号25g+仮面シンカーボート2
- 乗る船の水深を聞いて、必要な合計の重さを「水深×1g」で出す
- エギ王TRとボートIIのどちらに寄せるかを決めて、シンカーを1系統にする
- 決めたら Amazonでエギ王TR 3.5号を見る/Amazonでエメラルダス ボートII 3.5号を見る
エギ以外に何を持っていくかはティップラン船の持ち物リストで書いています。
【参考にした情報】
①ヤマシタ公式「エギ王 TR」(3号=全長95mm・21g・沈下スピード1.5秒/m/3.5号=全長105mm・27g・沈下スピード1.2秒/m。デカ針はパラシュート効果で動きを安定、ハイドロフィンTRは縦横のブレを制御する十字形状、ハイドロシンカーは舵の効果を持つ錫素材、ハイドロボディは横へ鋭角に張り出したシェイプ。カラーは3号17色・3.5号18色)とヤマシタ公式「エギ王TRシンカー」(7g・10g・15g・20g・30g・40g・50g・60gの8サイズ×各3色。重さは「水深×1g」が基本、ラインの角度が45度になる重さを選ぶ)。2026年9月11日確認。
②ダイワ公式「エメラルダス ボートII(ノーマルバージョン)」(2.75号25g・3号25g・3号35g・3.25号30g・3.5号30gの5種/税別1,500円〜1,550円/8色/「クラス最速(当社比)!速いフォールスピード」「日本製スーパーシャープ段差カンナ」「仮面シンカーボート装着可能」。ヘッド一体型シンカーはフォール時のスパイラルを軽減、ボート専用ボディーは穂先でアタリを取るため適度な引き抵抗を残した設計)とダイワ公式「エメラルダス ボート II RV」(全10色/仮面シンカーボート2装着で2.75号25gは3号相当、3.25号30gは3.5号相当)。2026年9月11日確認。
③TSURI HACK「ティップラン大好きな船長が選んだ……おすすめのエギBEST4!」(船長・岩室拓弥。エギ王TR 3.5号27g、エメラルダスボートII 3.5号30gと明記のうえ、「エメラルダスボートⅡにはエギ王TRシンカーが適合しないため、専用のシンカーを使用しています」)。
④Amazon商品ページ掲載の各社公式スペックと実売価格(エギ王TR 3.0号1,637円/3.5号1,505円・1,517円、エメラルダス ボートII 3.5号1,052円・1,174円/3.0号1,495円/RV 3.0号1,022円)。いずれも2026年9月11日時点の表示です。
⑤Xの投稿(エギ王TR 3.0号を秋イカのティップランで使用)。
本記事は実釣の長期検証ではなく、メーカー公表値と媒体の解説を突き合わせたものです。
※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。価格・在庫はリンク先の最新表示を確かめてください。(更新:2026年9月)
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