ライトラインで“コツッ”と出るイカのアタリを逃さないためには、ロッドの感度・操作性・バランスが最重要。ここでは【2025年版】超高感度イカメタルロッドを選ぶチェックポイントと最新モデルをまとめ、最後に釣果アップの実践テクも紹介します。
- 【2025年版】超高感度イカメタルロッドの選び方
- 【2025年版】おすすめの超高感度イカメタルロッド8選
- ダイワ(DAIWA) エメラルダス イカメタル EME EX IM N56ULB-SMT
- シマノ(SHIMANO) エギングロッド 25セフィア リミテッド メタルスッテ R-S62M-S
- がまかつ イカメタルロッド ラグゼ スピードメタルX B66MH-solid
- メジャークラフト イカメタルロッド エギゾースト5G イカメタル ベイトモデル(5G-class) EZ5IM-B682MH
- オリムピック 23 カラマレッティUX GCALUC-582MH-S-MS メタルスッテモデル
- クレイジーオーシャン オーシャンソードメタルゲームTZ OSMTZ-63LB 特注限定 UL穂先 Crazy Ocean Ocean Sword
- テイルウォーク(Tail Walk) METALZON (メタルゾン) TZ C63M-K/TISL
- ダイワ(Daiwa) 船竿 スピニング イカメタル ソルティスト AGS SQ-73ULS-SMT 釣り竿
- 釣果をアップさせるのコツ
【2025年版】超高感度イカメタルロッドの選び方
高弾性カーボンブランクス(40t 以上)
- 40t超高弾性採用ロッド
- 軽量化と剛性両立
- 微細振動を増幅
40tクラスの高弾性カーボンは低レジン化で肉薄でも高強度を保ち、微弱なバイトを手元へダイレクトに伝えます。従来品比で約15%軽量化しながら感度も大幅アップするのが特徴です。
近年はナノ樹脂やクロス補強で破断強度が向上。通常の掛け合わせなら簡単に“バットブレイク”しません。
穂先のタイプを確認(チューブラー/ソリッド)
イカメタルの主流は柔軟なソリッドティップですが、操作レスポンスと感度を両立できるチューブラーやチタンティップも存在します。状況に合わせて穂先素材を使い分けると釣果が安定します。
迷ったらソリッドが無難。目感度が高くバイトを“見る”練習に最適です。
調子(テーパー)はファスト~レギュラーファスト
- 掛け重視ならFAST
- 乗せも狙えるRF
- 水深対応幅広い
ファストテーパーは穂先だけが曲がる掛け調子で瞬間的なアワセが決まります。レギュラーファストはベリーまで粘るため多点掛けでも身切れしにくく、1本で浅場~深場をこなす万能調子として人気です。
誘いの大きい深場では曲がり量が少ないFASTより、タメの効くRFが扱いやすいです。
自重・先重りバランス
スペック表の自重だけでなく重心位置が重要。カウンターウエイト付きリールやショートロッドを組み合わせると首・手首への負担が激減し、夜通しのドロッパーゲームでも集中力が続きます。
店頭でロッドを水平に構え、数秒静止して先端が落ちなければOK。通販の場合はレビューの“先重り感”をチェックしましょう。
高感度ガイドセッティング
フレーム剛性が高いチタン×SiCリングは熱放散性に優れ、PE0.4号でも摩擦が少なく糸鳴り減少。バット側はダブルフットでパワーロスを抑えつつトップ側はマイクロガイドで軽量化するコンビネーションが主流です。
低価格モデルでは一般的ですが、夜通しシャクリ続けるイカメタルでは疲労と感度で差が出ます。
感度重視のリールシート&グリップ
ブランクタッチできるスケルトンシートやEVAハイブリッドグリップは手感度を高めるうえ、滑りにくく操作も安定。ダウンロック式ならリールフットとシートが一体化して共振域を拡大します。
カーボンスリーブ補強が入ったモデルなら2kgオーバーのブリットを掛けても問題なしです。
【2025年版】おすすめの超高感度イカメタルロッド8選
| ロッド(購入リンク) | 長さ / テーパー | 穂先タイプ | 推奨スッテ帯 | ガイド / グリップ | ひと言(特長) |
|---|---|---|---|---|---|
| ダイワ EME EX IM N56ULB-SMT | 5’6″ / FAST | SMT(超弾性Ti) | ライト中心(〜20号) | AGSカーボン / 高感度シート | 金属的手感度とショート操作性で一晩中キレが続く。 |
| シマノ 25 セフィア リミテッド MS R-S62M-S | 6’2″ / RF | カーボンソリッド | 汎用(15–25号) | SiC-S×チタン / 触感UPシート | M46X×スパイラルXコアで捻れレス。深場のキレ味が違う。 |
| がまかつ ラグゼ スピードメタルX B66MH-solid | 6’6″ / FAST | ソリッド | やや重め(〜25号) | チタンK / パワーグリップ | 高弾性×パワーバットで浅〜中深レンジをワンロッドで。 |
| メジャークラフト 5G EZ5IM-B682MH | 6’8″ / RF | ソリッド | 中〜重め(〜30号) | トルザイトK / FUJI ECS | T1100G多軸補強。コスパ重視でハイエンドの所作を体感。 |
| オリムピック 23 カラマレッティUX 5’8″ | 5’8″ / FAST | ソリッド | 中核(15–25号) | 軽量K / セパレートEVA | G-MAPS低レジンで軽快。船上取り回し最優先ならコレ。 |
| クレイジーオーシャン OSMTZ-63LB | 6’3″ / RF | ULソリッド | ライト(〜15号) | TZチタン / スリットEVA | 104g級の軽快さ。渋い夜のショートバイト拾いに強い。 |
| tailwalk METALZON TZ C63M-K/TISL | 6’3″ / FAST | Tiソリッド | 汎用(〜20号) | TZチタンK / 握り良グリップ | 金属的な戻りと操作性。グローブでも握り替えが速い。 |
| ダイワ ソルティスト AGS SQ-73ULS-SMT | 7’3″ / RF | SMT(Tiソリッド) | ライト(〜15号) | AGS×チタン / セパレート | レンジ取りやすい7’3”。広い棚を探る時の1本に。 |
ダイワ(DAIWA) エメラルダス イカメタル EME EX IM N56ULB-SMT
超弾性チタンSMT穂先とHVFナノプラス40tブランクで“金属的”な手感度。ショート5.6ftで操作性抜群、一晩中シャクリ続けても疲れにくい万能モデル。
シマノ(SHIMANO) エギングロッド 25セフィア リミテッド メタルスッテ R-S62M-S
次世代炭素M46X+スパイラルXコアで捻れを抑え、重めスッテをキビキビ操作。バットパワーも高く深場ヤリイカにも対応。
がまかつ イカメタルロッド ラグゼ スピードメタルX B66MH-solid
高弾性30t+40tコンポジットにソリッドティップを装備。25号までのスッテをカバーし、浅ダナ〜40mまで使える万能機。
メジャークラフト イカメタルロッド エギゾースト5G イカメタル ベイトモデル(5G-class) EZ5IM-B682MH
第5世代カーボンT1100Gを多軸巻きで補強。3万円以下ながらトルザイトガイド&FUJI ECSシート搭載のハイコスパ機。
オリムピック 23 カラマレッティUX GCALUC-582MH-S-MS メタルスッテモデル
密巻きG-MAPS製法で低レジン化。5.8ftのショートレングスは船上で取り回しが良く、バイトの視認性も高い。
クレイジーオーシャン オーシャンソードメタルゲームTZ OSMTZ-63LB 特注限定 UL穂先 Crazy Ocean Ocean Sword
104gの超軽量UL穂先モデル。グリップにはスリット入りEVAを採用し、感度とホールド性を両立しています。
テイルウォーク(Tail Walk) METALZON (メタルゾン) TZ C63M-K/TISL
TZチタンガイドフル装備で金属的感度。30tチタンソリッドティップ採用、グローブ着用でも握りやすいグリップ周り。
ダイワ(Daiwa) 船竿 スピニング イカメタル ソルティスト AGS SQ-73ULS-SMT 釣り竿
AGSカーボンガイド×SMT穂先でライトスッテに特化。7.3ftのレングスで広いレンジを探れ、多点掛けでも余裕のバットパワー。
釣果をアップさせるのコツ
潮流に合わせてメタルスッテの号数をこまめにチェンジ
- 潮速×着底時間管理
- 15→25号即交換
- 同船者とズラす
着底まで5秒以上掛かるなら重めに、オマツリが増えたら軽めにと、潮流に応じて5号刻みでチェンジ。船中のヒットレンジを共有しつつ重さをズラすことで、スレた群れにも口を使わせられます。
フォール速度が速すぎて視認しにくくアタリを弾きやすくなります。適正は着底2〜3秒が目安です。
「誘い → ステイ」を短いサイクルで
シャクリ幅は20cm、ステイは2秒を基本に、活性が高い群れほどサイクルを速めて探ります。手返しアップで回遊タイミングを外さず、群れが薄い時はステイ長めで抱かせの間を演出。
アタリ前の違和感を感じる暇がなくなるため、ノリが悪い時はシャクリ幅を小さくステイを長くしましょう。
細めの PE(0.4〜0.6 号)+フロロリーダーで感度最大化
0.4号PEはライン放出抵抗が少なく縦方向のテンション変化をダイレクトに伝達。ショックリーダーは1.5号フロロ1mで結束強度と感度を両立できます。
擦れに弱いのでドラグは0.8kg設定。リーダー結束は8字編み込みで強度確保しましょう。
カラーローテーションは水深と船の集魚灯にリンク
水深10m刻みでドロッパーとスッテのカラーを変え、緑灯下ではグロー系、白灯下ではケイムラ系が高実績。色をローテーションさせることで連続ヒット率が1.3倍に向上したデータもあります。
浅場でも海が濁った時に効くので常備しましょう。
まとめ
- 40tカーボン&チタンティップで感度最優先
- ソリッドかチューブラーかで操作性が変わる
- RFテーパーは掛け・乗せ両立
- 先重り対策で疲労激減
- チタン×SiCガイドで摩擦レス
- スケルトンシートで手感度UP
- 潮流に合わせ5号刻みで号数変更
- 0.4号PE+フロロ1.5号で情報量MAX
上記ポイントを押さえたうえで、乗船直後から号数・カラー・誘い間の“ズラし”を実践すれば、常夜灯下のラッシュ時に周囲より1杯多く乗せられるはずです。


