「カウンターなしのリールでさっき釣れたタナに戻せない」──これ、2万円台のイカメタルあるあるです。

筆者も最初は1万円台のカウンターなしベイトリールでイカメタルに挑んでいました。隣の人が「今35mで連発してる」と教えてくれても、自分のリールには数字がない。手巻きの回数を数えてみるものの、潮が変わるたびにズレていく。結局、同じ船なのに釣果は倍近い差がつきました。

2万円台に予算を上げるとICカウンター搭載モデルが選び放題になります。この記事では、2万円台で買えるカウンター付きリール12機種を、選び方の基準とともに徹底解説します。

カウンターなしの不便さ──2万円台で何が変わるのか

初心者
初心者
カウンターなしでも手で数えればいけるって聞いたんですが…
潮が速い日は糸がナナメに出るから、ハンドル回転数と実際の水深がズレるんですよ。カウンターがあれば0.1m単位でタナを再現できるので、釣果の再現性がまるで違います。

①「さっき釣れたタナ」に戻せない──カウンターの有無で釣果が変わる理由

イカメタルは「タナの釣り」です。同じ船で隣の人と10杯以上差がつくことも珍しくありませんが、その原因の大半はタナのズレ。カウンターなしのリールでは、潮流の変化で糸が斜めに出た瞬間に「ハンドル何回転=何m」の計算が破綻します。

ICカウンター搭載リールなら、糸の放出量をセンサーで計測して0.1m刻みで表示。「32.5mでアタった」と記憶しておけば、次の投入で32mまで落として微調整するだけ。この「タナの再現性」こそが、2万円台に予算を上げる最大のメリットです。

  • イカメタルはタナの精度が釣果を決める
  • 手巻きカウントは潮流でズレる──ICカウンターなら0.1m表示
  • 「同じタナに戻せる」だけで釣果が倍近く変わる

② ICカウンターとデジタルカウンター──精度と電池寿命の違い

カウンター付きリールには大きく2種類あります。ICカウンター(ダイワ・シマノの主流方式)はスプールの回転をセンサーで検知し、糸の太さを登録することで正確な水深を算出。一方、デジタルカウンター(アブガルシアのDLC等)はマグネットセンサー方式で、構造がシンプルな分だけ価格を抑えやすい傾向があります。

  • ICカウンター(ダイワ・シマノ):糸の太さ登録で高精度、電池寿命約2年
  • デジタルカウンター(アブガルシア等):構造シンプル、コスパ良好
  • イカメタルで使うならどちらでも実用上の問題なし

ただし電池切れには要注意。シーズン初日に電池切れで「ただの重いリール」になった経験がある人は筆者だけではないはず。出船前に必ずカウンター表示を確認しましょう。

③ ギア比とパワー──2万円台で巻き上げ力はどこまで上がるか

イカメタルではスッテの回収速度と、イカを掛けた後の巻き上げ力が求められます。ギア比は大きく分けてノーマルギア(5〜6台)ハイギア(7台前後)の2種類。

  • ノーマルギア(5〜6):巻き上げ力が強く、深場や重いスッテに有利
  • ハイギア(7前後):回収が速く、手返し重視の数釣りに有利
  • 2万円台ならハイギアモデルを選ぶのが主流──回収時間の短縮は手返しに直結

2万円台になるとドラグ性能も格段に上がります。1万円台の廉価モデルでは「ドラグを締めてもズルズル出る」問題が起きがちですが、2万円台ではカーボンワッシャー搭載のモデルが増え、大型のケンサキイカや赤イカ相手でも安定したやり取りが可能になります。

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2万円台で選ぶカウンター付きおすすめリール12選

ここからは実売2万円台で買えるカウンター付きリールを厳選して紹介します。各モデルの「どんな悩みを解決できるか」を明確にしているので、自分の釣りスタイルに合った1台を見つけてください。

① ダイワ ライトSW X IC(150H)

2万円台でICカウンター搭載の大本命。「最初の1台をICカウンターで」という人に最も推せるモデルです。約195gの軽量ボディに、ダイワ独自のICカウンターを搭載。PE1号200m巻けるスプール容量はイカメタルにドンピシャ。

  • ICカウンター搭載で0.1m単位のタナ管理
  • 自重約195gで長時間のシャクリでも疲れにくい
  • PE1号200m──イカメタルに最適なライン容量
ダイワ(DAIWA)
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② シマノ バルケッタ(150DH)

シマノのICカウンターリールの定番。ダブルハンドルモデルなら等速巻きが安定し、イカメタル特有のスローな誘いがやりやすい。HAGANEボディによる剛性感は、巻き心地の滑らかさに直結しています。

  • ダブルハンドルで等速巻きが安定
  • HAGANEボディのタフな剛性感
  • ICカウンター搭載・LEDバックライトで夜間も視認性◎
シマノ(SHIMANO)
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③ ダイワ ティエラ A IC(150H)

ダイワの中堅機で、2万円台後半ながら上位機種に迫るスペック。ATD(オートマチックドラグシステム)搭載で、イカの引きに追従する滑らかなドラグが秀逸。深場での大型ケンサキにも安心して使える1台です。

  • ATDドラグでイカの引きに滑らかに追従
  • ICカウンター搭載・深場のタナ管理も正確
  • メタルボディで巻き上げのブレが少ない
ダイワ(DAIWA)
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④ シマノ グラップラー 150HG

「パワー不足で深場から巻き上げるのがキツい」という悩みを抱えている人に。グラップラーはオフショアジギング向けの設計思想で、剛性とパワーが桁違い。60m超の深場イカメタルや、ケンサキの大型狙いに頼れる存在です。

  • HAGANEボディ+高剛性ギアで巻き上げ力が段違い
  • 最大ドラグ力5kgで大型イカにも余裕
  • ハイギア(7.2)で手返しの速さも両立
シマノ(SHIMANO)
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⑤ アブガルシア マックスDLC MHP-L

コスパ最強の呼び声が高いアブガルシアのデジタルラインカウンター搭載モデル。実売1万円台後半〜2万円台前半で手に入るのが最大の魅力。左巻き(L)は右手でロッドを持つ人に最適です。

  • デジタルラインカウンター搭載で水深把握OK
  • 自重約185g──このクラス最軽量級
  • 1万円台後半〜で買えるコスパの良さ
アブガルシア(Abu Garcia)
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⑥ ダイワ ライトゲーム IC(150H)

名前の通り「ライトゲーム全般」に対応する万能機。イカメタルだけでなく、タイラバやライトジギングにも使い回せるので1台で複数の釣りをカバーしたい人に最適。ICカウンターの精度はライトSW Xと同等クラスです。

  • イカメタル+タイラバ+ライトジギングの兼用OK
  • ICカウンター搭載で精度は申し分なし
  • スーパーメタルフレームで剛性もしっかり
ダイワ(DAIWA)
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⑦ シマノ バルケッタBB(150DH-HG)

バルケッタの上位番手。ハイギア×ダブルハンドルの組み合わせで、手返しの速さと等速巻きの安定感を両立。LEDバックライト付きカウンターは夜のイカメタルで威力を発揮します。

  • HG(ハイギア)で回収が速い
  • ダブルハンドルで巻きムラを抑制
  • LEDバックライトで夜間のカウンター視認性◎
シマノ(SHIMANO)
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⑧ ダイワ フネ XT IC(150H)

「フネ」シリーズの中堅機。ドラグが滑り出す瞬間のギクシャク感に悩んでいるなら、この機種のATDドラグを試してほしい。イカの身切れを防ぐ滑らかさは、ティエラ Aに次ぐレベルです。

  • ATDドラグ搭載で滑らかなドラグ性能
  • ICカウンター付き──タナの再現性◎
  • カーボンワッシャーで身切れリスクを軽減
ダイワ(DAIWA)
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⑨ テイルウォーク エランSWデジプラス(71L)

大手3社以外の選択肢として注目。デジタルカウンター搭載で実売2万円前後。テイルウォーク独自のスムーズなドラグは、意外なほど完成度が高い。「人と被りたくない」という人にも刺さるモデルです。

  • デジタルカウンター搭載で水深管理OK
  • テイルウォーク独自の滑らかドラグ
  • 大手メーカーに負けないコスパと品質
テイルウォーク(tailwalk)
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⑩ シマノ オシアコンクエストCT 200HG

2万円台の上限ギリギリ(タイミングによってはセール等で圏内)。シマノ最高峰の巻き心地を2万円台で手に入れられるなら、長く使い倒す価値があります。マイクロモジュールギアの滑らかさは一度味わうと戻れません。

  • マイクロモジュールギアで圧倒的な巻き心地
  • カウンター付き──深場でも正確なタナ管理
  • 長く使える最高峰の耐久性
シマノ(SHIMANO)
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⑪ アブガルシア レボ ビースト ロケット

「回収が遅くてイライラする」人にはこれ。ギア比9.0:1という超ハイギアで、スッテの回収速度はトップクラス。手返しを極限まで速めて数釣りを狙うスタイルに最適。ただしカウンター非搭載なので、ラインマーカー付きPEとの併用が前提です。

  • ギア比9.0:1──圧倒的な回収スピード
  • 手返し重視の数釣りスタイルに最適
  • ※カウンター非搭載──ラインマーカー付きPEと併用推奨
アブガルシア(Abu Garcia)
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⑫ ダイワ スパルタンIC(150H)

ダイワのオフショア向けICカウンターモデル。剛性と巻き上げパワーを重視する人向け。スーパーメタルフレーム+ATDドラグで、大型の赤イカやケンサキイカとのやり取りにも余裕があります。

  • スーパーメタルフレームで高剛性
  • ATDドラグ搭載──大型イカにも安心
  • ICカウンターでタナ管理も万全
ダイワ(DAIWA)
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まとめ ── 2万円台のカウンター付きリールで釣果は確実に変わる

最後にもう一度、2万円台リール選びのチェックリストを確認しましょう。

【2万円台リール選びのチェックリスト】

  • カウンター搭載──タナの再現性が釣果に直結
  • ギア比はハイギア寄りが手返し◎
  • ドラグ性能──滑らかさで身切れを防ぐ
  • PE1号200mが巻けるスプール容量
  • 自重200g前後なら長時間でも疲れにくい

1万円台のカウンターなしリールから2万円台のICカウンター搭載モデルに変えるだけで、「さっき釣れたタナに一発で戻せる」という武器が手に入ります。この「タナの再現性」は、テクニックや経験では補えない、道具だけが与えてくれるアドバンテージです。

迷ったらダイワ ライトSW X ICシマノ バルケッタの2択。どちらもICカウンターの精度・軽さ・価格のバランスが最も優れた「間違いない1台」です。

※本記事は筆者の実釣経験と各メーカー公式情報をもとに作成しています。価格は変動する場合があります。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。