堤防でタコ釣りを始めるなら、まずは「短くて強く、60 g負荷に対応するロッド」を選ぶのが失敗しない近道です。本記事では、その理由と選定基準をわかりやすく解説し、コスパに優れたおすすめ10モデルを紹介。さらに安全に長持ちさせる使い方までまとめたので、初めての一本選びに役立ててください。
- 【初心者必見】【コスパ最強】堤防に最適なタコ釣りロッドの選び方
- 【初心者必見】【コスパ最強】おすすめのタコ釣りロッド10選
- シマノ(SHIMANO) 船竿 25タコマスター BB M175
- がまかつ ラグゼ オクトライズ B76XH 7.6F
- アブガルシア タコスフィールド TKFC-742XH-HD
- メガバス(Megabass) 8Pod ROD 8P-762XHC 36829
- Major Craft(メジャークラフト) 2代目ソルパラX 岸タコスピニング SPX-S702H/TACO 4573236271774
- アルファタックル(alpha tackle) ロッド クレイジー タコスティック S702H 69585
- プロックス(Prox) OGK(オージーケー) KD311 ワンピースグラスタコロッド きわダコ3 110
- プロマリン(PRO MARINE) たこがかりEX 210
- シェアーズ(Shares) SOLFIESTA(ソルフィエスタ) 蛸道 (たこどう) 180
- ダイワ(DAIWA) アナリスター エギタコ MH-175
- 使用時の注意点
【初心者必見】【コスパ最強】堤防に最適なタコ釣りロッドの選び方
長さは 6 ft 6 in〜7 ft 0 in の“ショートパワー系”
- 足場狭くても振れる
- ヘッド沈め操作楽
- 粘りで引き剥がす
- 車載しやすい長さ
6 ft台は取り回しが良く、7 ftまでなら粘りもしっかり。重いテンヤを底で跳ねさせても垂直にラインが立ちやすく、根掛かり回避やフッキングが決まりやすい長さです。
タコはほぼ足元狙い。6 ft6 inでも20 m程度は投げられ、堤防釣りには十分です。手返しと操作性を重視しましょう。
適合オモリ負荷 30〜60 g(キャスト MAX 80 g)
30〜60 g設計ならタコエギやテンヤを幅広く扱え、MAX80 g表記があると遠投や潮流の早いポイントでも余裕が残せます。
ロッド表示総重量以内なら2連装も可。ただしリグ全体で60 gを超えると破損リスクが急増します。
X テープ/クロスフォース入りチューブラーバット
- 捻じれ抑制構造
- 抜群の粘り強さ
- 大型でも主導権
- ロッド寿命延長
バット部にXテープやクロスフォースが巻かれていればトルクが増し、タコが貼り付いてもブランクが潰れずに起こす力が伝わります。
最新カーボンは軽量化が進み+10 g程度。操作性より耐久性を優先すべき部分です。
スピゴット or 逆並継フェルール構造
スピゴット継は中空カーボン継手が深く差し込まれ、逆並継は内外段差のないテーパー設計。どちらも曲がりムラが少なくタコの一次突進をいなせます。
継ぎ代が短いと応力が一点集中。必ず奥まで差し込み、定期的に砂を除去して緩みを防ぎましょう。
大型 SiC K ガイド+太径トップガイド
リング径10 mmクラスのKガイドはテンヤ交換時のノット通りもスムーズ。トップを太めにすれば泥抜けが良く、夜でもラインが見やすくなります。
摩擦係数が高く熱に弱いので、PE使用前提ならSiCやトルザイトを選ぶ方が無難です。
EVA ロンググリップ(30 cm前後)+ダウンロックシート
30 cm程度のEVAロングは濡れても滑りにくく、ダウンロックはリールフットが緩みにくい構造。重心が下がるため片手操作も疲れません。
熱収縮グリップやリトリーブグリップへ後付け可能ですが、元径と粘着剤に合ったサイズ選定が必要です。
【初心者必見】【コスパ最強】おすすめのタコ釣りロッド10選
シマノ(SHIMANO) 船竿 25タコマスター BB M175
ハイパワーブランクス+タフテックα採用で粘り抜群。M175は自重170 gと軽量で女性や子どもでも扱いやすい入門機です。
がまかつ ラグゼ オクトライズ B76XH 7.6F
高弾性カーボン&オールSiCリング仕様。40 gテンヤを底で跳ねさせてもブレず、掛けてからは粘り腰で大型を浮かせます。
アブガルシア タコスフィールド TKFC-742XH-HD
7 ft4 inで取り回し良く、自重150 g台の軽快モデル。グラファイト製クロスフォースが曲げ強度を確保しつつ感度も高めています。
メガバス(Megabass) 8Pod ROD 8P-762XHC 36829
独自「8Pod」製法でスパイラル状に力を受け、貼り付きタコも一気に浮かせるハイエンドモデル。XHパワーでも自重約180 g。
Major Craft(メジャークラフト) 2代目ソルパラX 岸タコスピニング SPX-S702H/TACO 4573236271774
実売6千円台ながらFuji Oリング搭載。スピニング仕様で初心者でもライン管理が簡単。破損時も財布に優しい価格帯です。
アルファタックル(alpha tackle) ロッド クレイジー タコスティック S702H 69585
硬調子×逆並継で曲がりムラなし。ガイドはステンSiC相当でPE摩耗も安心。強度重視の初心者におすすめです。
プロックス(Prox) OGK(オージーケー) KD311 ワンピースグラスタコロッド きわダコ3 110
110 cmの超ショートワンピース。堤防の際撃ち専用で、PVCハードケース付属。車のトランクにも楽々入ります。
プロマリン(PRO MARINE) たこがかりEX 210
実売3千円台の入門モデル。EVAロンググリップ+メタルトップカバーで耐久性良好。予備ロッドとしても人気。
シェアーズ(Shares) SOLFIESTA(ソルフィエスタ) 蛸道 (たこどう) 180
ブランク中央にXテープ補強。60 gテンヤでも胴に乗せて粘る設計で、初心者~中級者のステップアップに最適。
ダイワ(DAIWA) アナリスター エギタコ MH-175
V‑ジョイントα採用で継ぎ目がなめらか。バットパワーと軽さを両立し、タフコンディションでも粘り負けしません。
使用時の注意点
オモリ総重量はロッド表示の 80 %以内に抑える
- 破損率を激減
- 感度を維持
- 疲労を軽減
- 寿命を延長
表示MAX100 gなら実運用は80 gまでに抑えます。タコエギ+シンカー+スナップの合計で計算し、潮流が速い日はタックルごとに負荷を下げて調整するのが長持ちの秘訣です。
単発なら耐えることもありますが、継続的な過負荷は微細なクラックを蓄積させ突然の破断に繋がります。
根掛かり解除は“真上に立てて弾く→外れなければ角度を変えて煽る”
ラインを真上に立て一瞬緩めて張る“弾き”で外れなければ、45°方向へ小刻みに煽って角度変化でテンヤを揺すります。力任せの引っ張りはブランク破損の最大要因です。
寝かせるとガイドに横荷重が集中し折損リスクが上がります。必ず立てた姿勢で試しましょう。
釣行後は真水でガイド・フェルールを洗浄→陰干し完全乾燥
海水は塩結晶がガイドフレームや継ぎ目に噛み込み、破断や固着の原因になります。真水で流し継ぎ手を外してから陰干しし、内部まで完全乾燥させましょう。
高温は樹脂コーティングを劣化させる恐れあり。常温の流水を推奨します。
ヒット後はロッド角度 45°以内で“ためる→巻く”を徹底
角度が開きすぎるとバットの曲げ支点が手元へ移動し、瞬間的に折れやすくなります。45°をキープしタコが浮くまでテンションを一定に、浮いたら一定速度で巻き上げましょう。
500 g程度までならOKですが、1 kg超はタモを使い安全第一で。
まとめ
- 6 ft台で取り回し重視
- 負荷30〜60 gが万能
- Xテープで粘り強化
- 高強度フェルール必須
- SiC Kガイドで糸絡み減
- 30 cmグリップで安定
- 負荷は表示値の80%
- 使用後は真水洗浄乾燥
上記8ポイントを守れば、初めてのタコ釣りでもロッド破損や操作不良のリスクを大幅に減らせます。お気に入りの1本で堤防タコゲームを安全に楽しんでください。


