「シマノショアジギングロッドって種類が多くて迷う…」そんな初心者の悩みを、この1記事で一気に解決!長さ・パワー・ガイド・グリップなど選定ポイントを6つに絞り、さらにおすすめ14モデルと取扱いの注意点まで網羅しました。読み終える頃には、自分にぴったりの1本が自信をもって選べるようになります。
シマノ製ショアジギングロッド ― 初心者が失敗しない 6 つの選び方
長さは 9.6〜10.6 ft を目安に
- 遠投性能と操作性両立
- 堤防磯サーフ幅広対応
- 初心者でも扱いやすい
10 ft 前後は投げやすさと取り回しのバランスが良好。港湾・サーフ・磯と幅広く使え、青物やヒラメ狙いでも不足ありません。
操作性を重視するなら9.6 ft、遠投重視なら10.6 ftが◎。最初の1本は取り回しが楽な9.6 ftがおすすめです。
適合ルアーウェイト 30–60 g(表記 M〜MH)を選ぶ
30–60 g対応は青物用メタルジグ・プラグが幅広く扱え、ブランクも強過ぎないので初心者が感度を得やすい重量帯です。
Mは40g中心でライトゲーム寄り、MHは60g中心で青物対応力が高い。迷ったら汎用性高いMHがおすすめ。
PE ライン適合 1.5〜2.5 号のモデル
- ライントラブル大幅減
- 青物と互角に渡り合う
- リーダー結束しやすい
PE1.5〜2.5号を想定したガイドセッティングはライン抜けがスムーズ。風や潮流に強く、回遊魚の走りも安心して止められます。
適正ドラグ(5kg前後)を守れば10kgクラスでも十分対応。リーダー40lbとの結束がポイントです。
“ハイパワー X/スパイラル X” ブランク採用有無
高剛性テープをX状に巻いた設計は曲げても潰れにくく、合わせ遅れを防止。感度アップで底取りも分かりやすくなります。
中級機以上に多いが、ライトクラスなら無印でもOK。ブリクラスを狙うなら搭載モデルが安心。
チタンフレーム SIC‑S or トルザイト K ガイド搭載
薄肉トルザイトやSIC‑Sはリング内径が広く糸抜けも向上。夜間のライン放出音が静かで、飛距離アップにも貢献します。
堤防中心なら十分。ただしフルキャストが多い磯やサーフなら熱放散に優れたチタン系が長寿命。
グリップ形状は EVA のロングリアグリップ
リアが長いとキャスト時の支点がとりやすく、ジグのリズムを一定に保ちやすい。EVAは滑りにくく冬でも冷たさを感じにくい素材です。
好み次第。ただ海水域では耐久・防汚の観点からEVAがメンテも容易で初心者向き。
【初心者必見】シマノのおすすめショアジギングロッド14選
シマノ ワールドシャウラ BG 21055R‑3
3.18 m/MAX100 g。ハイパワーX SPiral+ナノアロイ採用。遠征用マルチピースでGT〜ブリまで1本対応。
シマノ ボーダレス 345H5‑T
3.45 m テレスコタイプ。船・磯・堤防兼用の万能パワーモデル。PE3号対応でタチウオにも活躍。
シマノ コルトスナイパー エクスチューン S100MH
10 ft/ジグ60 g推奨。スパイラルXコア+タフテック∞ティップで感度と操作性を両立。
シマノ コルトスナイパー XR S100MH
遠投用レギュラーファスト。60 gジグ快適、青物5 kgクラスを想定。チタンKガイド標準。
シマノ コルトスナイパー SS S100MH
ハイパワーXブランク。手頃な価格で本格仕様。PE2号までカバーし堤防〜磯の入門に最適。
シマノ コルトスナイパー SS S100M
MAX50 gまで扱え、シーバス+ライト青物兼用。軽量パワーで女性にも好評。
シマノ コルトスナイパー BB S100MH
コスパ重視エントリーモデル。ステンKガイド採用で耐久性◎。初期投資を抑えたい方へ。
シマノ ディアルーナ S100MH
ライトショアジギング兼シーバス強化モデル。ジグ60 g、ミノー17 cm対応。自重185 g。
シマノ ディアルーナ MB S900ML‑4
仕舞74 cmの4ピース。遠征や電車釣行に◎。MAX45 gまでの万能ルアーロッド。
シマノ ソルティーアドバンス ショアジギング S100MH
エントリー価格ながらハイパワーXブランク搭載。PE2.5号まで対応。
シマノ ソルティーアドバンス S96M
9.6 ft/MAX50 g。軽量でキャスト練習にも最適。港湾+サーフの二刀流。
シマノ フリーゲームXT S96ML
多点継ぎテレスコ。仕舞56 cmで出張・旅行に便利。40 gまで扱えライトジギング向き。
シマノ フリーゲームXT S86ML
8.6 ft。サゴシ・タチウオメインのライトショアジグロッド。女性・子供も扱いやすい。
シマノ ルアーマチック S90ML‑4
実売1万円前後。サーフのヒラメ〜ハタ狙いも可能。PE1.2号までのライトゲーム万能ロッド。
使用する際の注意点
キャスト前にガイドと結束部を毎回チェック
- ライン傷有無を確認
- ガイド摩耗トラブル防止
- 結束部緩み即修正
投げる前にガイドリングとノットを指でなぞって傷や緩みを確認。小さなクラックでも高速放出で一気に高切れします。
タックルセット後と50投ごとが目安。違和感があれば即点検し直しましょう。
継ぎ目の差し込みは“砂噛みゼロ”を確認してから
砂粒が入ると嵌合が甘くなり、キャスト負荷で抜け折れが発生。ウェットティッシュで雌雄側を拭き、最後に半回転締込みで固定。
力まず奥まで押し込み、印刷ロゴが揃えばOK。回し過ぎは塗装剥離の原因なので注意。
ヒット後はロッド角度を 45° 以内に保つ
ファイト中はロッドを立て過ぎず、ドラグを効かせてラインでためるのが基本。45°を超えるとティップ破断のリスクが急上昇します。
リールシートが水平よりわずかに上向く程度が45°目安。スマホ水準器アプリを使うと分かりやすい。
釣行後は淡水シャワー→陰干し→継ぎ目緩め保管
海水が残ると錆が進行。ガイド・リールシートを真水で流し、日陰で乾燥。継ぎ目は差し込みテンションを緩め、通気性の良いロッドバッグに収納します。
家庭ホースの弱〜中圧が適切。高圧洗浄機は塗装やガイド接着を傷める恐れあり。
まとめ
- 長さは10 ft前後が万能
- 30–60 g適合を選択
- PE1.5–2.5号で安心
- ハイパワーXで剛性確保
- 軽量チタンガイド推奨
- EVAロンググリップで疲労減
- 投前チェックで高切れ防止
- 淡水洗浄で長寿命
基本スペックを押さえたうえで、自分が通うフィールドとターゲットに合う1本を選べば、初めてのショアジギングでも快適に大物と対峙できます。


