「初めてのイカメタル、どのリールを選べばいいか分からない…」という初心者の悩みを解決するために、本記事ではイカメタル用ベイトリール選びのポイントをやさしく解説し、すぐ使えるおすすめ14機種と長持ちさせるメンテ術までまとめました。
- 初心者でも失敗しない!イカメタル用ベイトリールの選び方 6か条
- 【初心者必見】おすすめのイカメタルベイトリール14選
- ダイワ ライトゲーム X IC 150-DH
- シマノ バルケッタBB 150DH-HG
- ダイワ ライトゲーム RX IC 150-DH
- シマノ バルケッタ 100DH-HG
- ダイワ ライトゲーム IC 150-DH
- シマノ バルケッタFカスタム 150DHXG
- ダイワ ティエラ AIR IC 100XH
- ダイワ ティエラIC 105XH / 105XHL
- ダイワ キャタリナ BJ 100SH / 100SHL
- ダイワ LIGHT SW X IC SS
- シマノ エンゲツ プレミアム CT 150HG
- シマノ アルデバラン MGL 30HG
- Abu Garcia MAX DLC-L
- テイルウォーク ヴィレイヤー DG 100HG-DH/R
- 使用する際の注意点
初心者でも失敗しない!イカメタル用ベイトリールの選び方 6か条
ギア比は5.8〜6.3のノーマルギア
- 等速巻きで手返し向上
- ラインスラッグを減少
- 掛け損じのリスク低減
- 巻き取り速度と深度管理
ノーマルギアは水深30〜60 mを一定速度で探れるため、アタリの再現性が高まります。速巻きよりもトルクが残り、長時間でも疲労が少ないのが魅力です。慣れないうちはノーマルで「巻き上げ感覚」を体に刻みましょう。
深場で重いスッテを回収するときにトルク不足で巻きが重くなりがち。慣れてからのステップアップがおすすめです。
PE0.4〜0.6号が約200 m入るシャロースプール
シャロースプールは余分なラインを減らし自重を軽くできます。糸巻き量が適正だとバックラッシュも抑えやすく、タナ取りの精度が向上。船上でのライントラブルを避けたい初心者に最適です。
0.4号200 mをそのまま巻けばOK。余ったラインを裏返す場合のみ下巻きを使い、スプールフランジと面一を目安に調整します。
水深が一目で分かるデプス(カウンター)機能付き
- 棚取りの高精度再現性
- 手巻き回数を把握可能
- イカの棚を素早く追跡
- 夜間でも視認性を確保
デプス機能は±1 m単位で水深を表示し、船長が指示した棚を即座に再現できます。視認性の高いバックライト付きならナイトゲームでも安心。タナ移動が早いムギイカ狙いでは特に威力を発揮します。
アルカリボタン電池で約50時間が目安。シーズン前に交換し、予備をタックルボックスに入れておくと安心です。
自重200 g前後・高剛性アルミ/カーボンハイブリッドボディ
200 g前後なら腕への負担が少なく、シャクリ続けてもリズムが崩れません。アルミフレームでたわみを抑え、カーボンサイドプレートで軽量化する構造が主流。イカの微妙な乗りを明確に伝えてくれます。
浅場中心なら使えますが、高負荷で歪みやすく感度が落ちがち。最初から金属フレーム機を選ぶ方が無難です。
クリック音付きマイクロ調整ドラグ
イカメタルはイカのジェット噴射をいなすために0.5 kg前後の微調整が肝心。クリック付きなら1クリック=約70 gで再現でき、再現性の高いドラグ設定が可能です。
フルドラグで穂先が入りすぎれば締め過ぎ。クリック5〜6戻しを基準に、スッテの重みで穂先がぶれない程度が適正です。
70〜80 mmのダブルハンドル+大径EVAノブ
70〜80 mmのロングハンドルは回転慣性が大きく、スローに巻いてもブレずに一定速度を保てます。EVAノブは濡れた手でも滑りにくく、寒い時期も冷たさを感じにくいので初心者に人気です。
EVA樽型は指先を添えやすく軽快。丸形は力を掛けやすいメリットあり。軽量スッテ中心ならEVAで問題ありません。
【初心者必見】おすすめのイカメタルベイトリール14選
ダイワ ライトゲーム X IC 150-DH
船メタル入門機。ICカウンター搭載で深度管理が簡単。自重約215 gで軽快です。
シマノ バルケッタBB 150DH-HG
剛性高いHAGANEボディにデジタルカウンターを装備。最大巻上長73 cmで手返し◎。
ダイワ ライトゲーム RX IC 150-DH
Xモデルより上位。UTDドラグとエアブレーキでバックラッシュを軽減。
シマノ バルケッタ 100DH-HG
小型スプールで0.6号200 m対応。コンパクトで女性にも扱いやすい一台。
ダイワ ライトゲーム IC 150-DH
高輝度LEDで暗所でも視認良好。巻上長70 cmと安定のノーマルギア仕様。
シマノ バルケッタFカスタム 150DHXG
フォールレバー採用でスッテを自然に落とせる。巻上長86 cmのエキストラギア。
ダイワ ティエラ AIR IC 100XH
マグシールドBBで耐久抜群。自重185 gと最軽量クラスながら剛性高し。
ダイワ ティエラIC 105XH / 105XHL
フルメタルフレームで高剛性。150 m/h の高速巻き取りで深場も快適。
ダイワ キャタリナ BJ 100SH / 100SHL
ATDドラグで滑り出しが滑らか。深度設定メモリー機能付きの本格派。
ダイワ LIGHT SW X IC SS
ソルトライトゲーム兼用。新開発SSスプールで0.4号を低抵抗で放出。
シマノ エンゲツ プレミアム CT 150HG
チニング・イカメタル両立。メカニカルでフォール速度を精密制御。
シマノ アルデバラン MGL 30HG
151 gの超軽量。MGLスプールで軽量シンカーの立ち上がりが速い。
Abu Garcia MAX DLC-L
コスパ重視のDLCカウンター機。大型LCDで数字が見やすい。
テイルウォーク ヴィレイヤー DG 100HG-DH/R
カーボンフレームで204 g。独自ドロップギアで巻き感シルキー。
使用する際の注意点
釣行後は真水シャワーで塩抜き → 陰干し完全乾燥
- 塩結晶を確実に分解除去
- 淡水で全体を優しく洗浄
- 完全乾燥で腐食を防止
- EVAノブも水抜き必須
海水をかぶったままだと内部ギアが48 時間で錆び始めます。帰港後すぐに弱めのシャワーで洗い、タオルで水分を拭いたら日陰で24 時間以上乾燥させましょう。高温の直射日光は樹脂パーツが劣化するので厳禁です。
高圧で水が浸入しやすくベアリングを傷める恐れ。シャワー程度の流水洗浄が最善です。
保管前にドラグとハンドルノブを1クリック緩める
ドラグワッシャーは締めっぱなしだと圧縮変形し、滑り出しトルクが上がってラインブレイクを招きます。帰宅後にドラグを1クリック戻し、EVAノブも同様に緩めて応力を抜いておくことで長寿命化が可能です。
フルロックから1〜2クリックで充分。完全にフリーにすると次回ゼロ設定から始める手間が増えます。
出船前にカウンター(電池)残量をチェック
液晶の表示が薄い・点滅する場合は残量不足のサイン。予備電池(CR2032など)を携行し、航行中の交換トラブルを防ぎます。出船30 分前に表示リセット→水深ゼロ確認まで行うと万全です。
浅場なら目測でも釣りは可能ですが、棚が頻繁に変わる場合は不利。早めに交換して再同期しましょう。
ラインを均一テンションで巻き直し、高切れを予防
船でラインが偏って巻かれると次のキャストで食い込みが発生。帰宅後にリールをスプールセッターへ付け替え、一定テンションで上下移動させながら巻き直せば高切れリスクを大幅に減らせます。
手で引っ張ってPEがほのかに伸びる程度(約300 g)。締め過ぎは繊維を潰すので注意。
この記事のまとめ
- ノーマルギアで等速巻きが安定
- 0.4〜0.6号200 mの浅溝が最適
- 水深表示で棚取りを再現
- 200 g前後で剛性も重視
- クリックドラグで微調整
- ロングハンドルで慣性維持
- 14機種から目的別に選択
- 塩抜き&保管で寿命を延ばす
イカメタルは繊細な操作が釣果を決めます。今回の6か条とおすすめ機種を踏まえ、シーズン前に道具を整えれば初心者でもコンスタントに釣果を伸ばせます。


