タイラバのヘッドを何gにするか、着底するたびに迷う人は多い。水深の1.5〜2倍(g)が基準だが、潮流速度別の早見表診断ツールを使えば現場で一発で判断できる。鉛かタングステンかの選び方も合わせて整理した。

初心者
初心者
水深50mで80gと100gどっちがいいですか?船長に聞いたら「どっちでも大丈夫」と言われて余計わからない。
潮緩めなら80g、速めなら100gが目安。ラインが斜めに流れ始めたら重くする、と覚えておけば現場で迷わない。

ヘッドが重すぎ・軽すぎで起きるトラブル

軽すぎると着底前に船が流れてしまいラインが大きく斜めになる。重すぎると根がかりが増え、シルエットが大きくなってマダイが見切りやすくなる。適切な重さは「ラインが船に対して45〜70度程度に立つ重さ」が基準になる。

  • 軽すぎ→着底不可・流れすぎ
  • 重すぎ→根がかり増加
  • 基準:ライン45〜70度

水深×潮流速度別のヘッド重さ早見表

船タイラバでよく遭遇する水深×潮流の組み合わせ別に、推奨ヘッド重さをまとめた。タングステン(TG)は鉛より小さく沈下速度が速いため、潮が速い場面では同じ重さでも有利になる。

水深 潮流 鉛ヘッド推奨 TGなら ポイント
30〜50m 緩め 60g 60g 鉛で十分。フリー遊動式を選ぶ
30〜50m 速め 80g 60g TGなら軽い重さでも着底しやすい
50〜80m 緩め 80g 60〜80g 標準的な設定。カウンターで着底確認
50〜80m 速め 100g 80g ラインが流れる→重くする判断基準
80〜100m 緩め 100g 80g 100m超えたらTG推奨
80〜100m 速め 120g以上 100g TGで対応するのが現実的

鉛 vs タングステン:使い分けの基準

鉛ヘッドはコストが安く交換しやすい。タングステンは同じ重さでも体積が小さく沈下速度が速いため、潮流が速い場面や深場で有利になる。まず鉛で入門し、潮流が速くて着底できない場面でTGを投入するのが現実的な運用だ。

  • 鉛:コスパ◎・入門向け
  • TG:潮速め・深場に強い
  • まず鉛→必要時TGに切替

TGに替える判断は、重くなるほど財布に効いてくる(2026年8月追記)

紅牙ベイラバーフリーβヘッドは鉛とTGで同じウェイト展開がある。メーカー希望価格を並べると、切り替えのコストが見える。

ウェイト鉛ヘッドTGヘッド価格差
45g800円1,550円1.9倍
60g850円1,900円2.2倍
80g900円2,400円2.7倍
100g950円2,850円3.0倍
120g1,000円3,350円3.4倍
150g1,050円4,400円4.2倍

45gなら1.9倍で済むが、150gでは4.2倍になる。重い番手ほどTG化の負担は大きい。

  • 浅場のTG化は安い=試すなら45〜60gから
  • 100g超のTGは1個2,850円〜=根掛かりが痛い
  • 根が荒い日は鉛、潮が速い日はTGで使い分ける

タイラバのヘッドは根掛かりで消える消耗品だ。深場でTGを揃えるより、まず鉛を多めに持って捨てられる体制にしたほうが釣りは続く。

なおダイワは紅牙ベイラバーフリーβヘッドの推奨リーダーをフロロ4〜5号と公表している。号数で迷ったらタイラバリーダーの号数と長さの記事も合わせて確認してほしい。

水深と潮流からヘッド重さを診断する

現在の釣り場の条件から、最適なヘッド重さと素材を提案する。

Q1. 主に狙う水深は?

Q2. 釣り場の潮流は?

おすすめタイラバセット&ヘッド4選

フリー遊動式ヘッドと完成セットから厳選した4アイテム。入門者はまずセット商品を選ぶと交換パーツも揃えやすい。

商品名 価格目安 タイプ ひとこと
ダイワ 紅牙ベイラバーフリーβヘッド ¥1,238 鉛・フリー遊動 入門コスパ最強
ダイワ 紅牙 替えユニットα ¥660前後 ネクタイ+フック ヘッドと組み合わせ
シマノ 炎月タイガーバクバク ¥990〜 完成セット すぐ使えるフルセット
ジャッカル ビンビン玉T+ フレアフィネス ¥440 替えネクタイ スリム系・低活性向け

〜1200円のフリー遊動ヘッド

まず鉛ヘッド+替えユニットで入門するのが最もコスパが高い。

ダイワ 紅牙ベイラバーフリーβヘッド

鉛フリー遊動式ヘッドの定番。60g・80g・100gをラインナップし、水深に合わせて交換しやすい。替えユニットαと組み合わせるとネクタイ・フックも自由にカスタムできる。コスパ重視の入門者に最適。

  • フリー遊動で感度◎
  • 60〜100g展開あり
  • 替えユニットと組み合わせ可

ダイワ 紅牙 替えユニットα

ネクタイとフックがセットになった替えユニット。紅牙ヘッドと組み合わせれば色・サイズをその日の状況に合わせてローテーションできる。現場でのカスタム性が高く、タイラバの「当たりカラー探し」にも役立つ。

  • ネクタイ+フックセット
  • カラーローテが簡単
  • 紅牙ヘッドと相性◎

1300円以上の完成セット

完成セットはすぐ使えるうえ、セッティングの失敗がない。最初の1個はセットから始めるのが正解。

シマノ 炎月タイガーバクバク

ヘッド・ネクタイ・フックが全部揃った炎月シリーズの完成タイラバ。形状がバクバクネクタイで波動が強く、潮流がある場面での集魚力が高い。初心者からベテランまで実績の高い定番セット。

  • すぐ使えるフルセット
  • バクバクで集魚力強い
  • 潮流がある場面で活躍

ジャッカル ビンビン玉T+ ネクタイ フレアフィネス

低活性時や澄み潮の状況に効くスリム系替えネクタイ。紅牙ベイラバーフリーβヘッドに取り付けて使う交換パーツ。フィネスシルエットでマダイが見切りやすいシーンに有効。¥440と低価格でローテーション用にまとめ買いしやすい。

  • スリム系フィネスネクタイ
  • 低活性・澄み潮に◎
  • マダイ実績の高い定番

タイラバヘッド選びのよくある質問(2026年7月追記)

タングステンと鉛、どっちのヘッドがいい?

迷ったら鉛で十分です。タングステンは同じ重さで一回り小さく沈みも速いので、深場・速潮・食い渋りの場面で強くなります。ただ価格が3〜4倍するので、根掛かりが多いポイントは鉛、勝負どころだけタングステン、という使い分けが現実的です。

底が取れないとき、ヘッドを重くする以外の手はある?

先にPEラインを0.8号から0.6号に落とすのが効きます。潮の抵抗が減って、同じ重さでも底の取りやすさが目に見えて変わります。それでもダメなら20g刻みで重くしていき、着底が2〜3秒で分かる重さに合わせてください。

ヘッドの色で釣果は変わる?

ネクタイの色ほどの差は出にくい、が現場の実感です。まず水深と潮に合った重さを優先し、色は濁り潮でオレンジ・赤金系、澄み潮でナチュラル系を試す程度で十分です。色を悩む前に重さが合っているかを疑うほうが釣果につながります。

(追記の参考:各メーカー公式のヘッド仕様)

まとめ

タイラバヘッドの重さは「水深(m)× 1.5〜2 = 推奨g数」を目安に、潮流が速ければ重く・緩ければ軽くする。鉛ヘッドで入門して着底できない場面にタングステンを投入するのが現実的な運用だ。タイラバリールの選び方はタイラバリールまとめも参考にどうぞ。