秋の便が立ち始めて、ティップランに誘われました。釣具店のエギ売り場に立つと、堤防用と船用のどちらを何本買えばいいのか分からなくなります。

3.5号を中心に5〜6本、追加シンカーは10・15・20gを2個ずつあれば1日回せます。メーカーの解説と船宿の案内を見ると、だいたいこの数でした。

気をつけたいのはティップラン便だけ貸し竿の対象外にしている船宿があることです。タイラバの感覚で予約すると、当日ロッドがなくて困ります。

▶ まずは実釣動画で雰囲気をチェック

ティップランを考案した富所潤さんによるタックル編です。ロッドからスナップまで何が要るのか、順番に映像で確かめられます。

記事内容をチェック
  1. エギは何個、シンカーは何gを持っていくか
  2. 船宿が貸してくれるもの、自分で買うもの
  3. エギとシンカーをいくつ買えばいいかがわかる30秒診断
  4. 持ち物12点を一覧で確かめる
  5. ティップラン船に持っていく12点
  6. 出船前夜にやっておくこと
  7. 初めての人がつまずく質問
  8. エギ6本とシンカー6個あれば、初めての1日は回せる
  9. 関連記事

エギは何個、シンカーは何gを持っていくか

  • エギは3.5号を中心に5〜6本
  • 追加シンカーは10・15・20gを2個ずつ
  • 色は3系統あればローテーションが回る

結論は、3.5号を4本と3.0号を2本、シンカーを3種類2個ずつです。

メーカーの入門解説では「3〜3.5号を各ウエイトにつき3色くらいずつ」とされています。船で号数を指定されても、この幅なら合わせられます。

シンカーの号数そのものの決め方は水深と潮流からシンカー号数を決める方法で書いています。ここでは持っていく数だけ数えます。

エギは3.5号が基準。浅い日のために3.0号を2本足す

乗る船の水深エギの号数持っていく本数
20〜30mの浅場3.0〜3.5号3.5号を3本+3.0号を2本
30〜50m3.5号中心3.5号を4本+色違い2本
50mを超える・潮が速い3.5号+追加シンカー3.5号を4本+シンカーで重さを足す

ティップランは堤防のエギングより根掛かりが少ないので、本数より色の幅が効きます。

同じ3.5号でオレンジ系、ピンク系、グロー系の3系統を持っておくと、朝と昼と夕方で替えられます

船長から号数の指定が出ることもあるため、3.0号を2本だけ保険に入れておくと当日困りません。

ヤマシタ エギ王 TR サーチ 3.5号 ティップラン専用エギ

▲ ティップラン専用エギは3.5号が基準。船で配られる号数指定に合わせて色を変える

釣り人
釣り人
堤防用のエギをそのまま持っていってもいいですか?
スタッフ
スタッフ
浅い日なら通用しますが、ティップラン専用エギは頭に重さが乗っていて姿勢が違います。1本は専用を混ぜておくと、底が取れない時間が減りますよ。

追加シンカーは10・15・20gを2個ずつ。エギを増やすより安い

場面足すシンカー個数の目安
浅場・潮がゆるいなし〜10g10gを2個
30〜50mの標準15g前後15gを2個
深い・潮が速い20〜30g20gを2個+30gを1個

追加シンカーは、エギの頭に被せて重さを足す小物です。

メーカーの解説では10gから50gまで細かく分かれていて、当日の重さは船宿に聞くのが確実とされています。

号数違いのエギを買い足すより、同じエギにシンカーを足すほうが1個600円台で済みます。

ヤマシタ エギ王 TRシンカー ティップラン用の追加シンカー

▲ エギに被せる追加シンカー。10・15・20gを各2個あれば水深と潮に合わせられる

スナップとリーダーは持参。エギの交換が速いほど手数が増える

スナップは1袋、リーダーはフロロの2.5号を1巻です。

シンカーの付け替えとエギの交換を繰り返す釣りなので、スナップが小さくて開きにくいと、それだけで手数が減ります

エギングのリーダーの号数と長さはリーダーが切れる原因とフロロ何号を何mで扱っています。

📱 関連する話題(Xより)

ティップランのエギを水中から撮った映像です。エギがどう止まって、どこでイカが抱くのかが分かると、色と重さを替える理由も見えてきます。

船宿が貸してくれるもの、自分で買うもの

  • ティップラン便は貸し竿の対象外という船宿がある
  • エギとシンカー、クーラーは持参
  • 偏光グラスとキャップは船の上で必需品

タイラバと同じ感覚で予約すると、ここでつまずきます。

竿と仕掛けのレンタルを2,000円で用意していても、ティップラン便だけは対象外と案内している船宿があります

穂先の変化を見る釣りなので、専用ロッドでないと釣りにならないからです。

持ち物船宿で借りられる船で買える持っていく
ロッドとリール△ ティップラン便は対象外の船宿もなし○ 持っていく前提で
エギと追加シンカー×△ 種類は選べない
スナップとリーダー×△ 置いていない船も
ライフジャケット△ 船宿によるなし○ 持参指定の船宿も
クーラーと氷×△ 氷付きの船宿あり
偏光グラスとキャップ、酔い止め××

ロッドとリールは持っていく前提。予約前に貸し竿の有無を聞く

  • 予約の電話で聞くこと:ティップラン便で貸し竿があるか
  • 当日の水深と、指定の号数があるか
  • 氷が乗船料に含まれるかどうか

ロッドは6〜7フィートのMLからMクラス、リールは2500番前後が標準です。

選び方はティップランロッドが選べない初心者へティップラン用スピニングリールおすすめ12選にまとめました。

イカメタルのロッドを流用できるかで迷う人は、ティップランロッドはイカメタルに使えるかも参考になります。

偏光グラスとキャップは持参。穂先を1日見続ける釣りだから

ティップランは穂先の小さな動きだけを頼りにアタリを取ります。
海面の反射を切る偏光グラスとキャップは、メーカーの入門解説でも最初に挙がる必需品です。
目が疲れると穂先の変化を見落とすので、道具というより目を守るためのものです。

クーラーは20Lで足りる。アオリイカはタイほど場所を取らない

クーラーは持っていくもので、20L前後あれば1日分のアオリイカは入ります。

イカは墨を吐くので、ジップ袋を何枚か持っていくとクーラーの中が汚れません

雨と冷え対策はタイラバ・ティップランの服装、ライフジャケットは桜マークのライフジャケットで選べます。

釣り人
釣り人
タイラバの船と持ち物はだいぶ違うんですね。
スタッフ
スタッフ
借りられる範囲が違うのがいちばん大きいです。タイラバ側の持ち物はヘッドは何個必要かにまとめてあるので、両方乗る人は見比べてみてください。

エギとシンカーをいくつ買えばいいかがわかる30秒診断

手元のタックルと乗る海の水深を選ぶだけで、最初に買う1つが決まります。

🎣
エギとシンカーをいくつ買えばいいかがわかる30秒診断
Q1 タックルの用意 → Q2 乗る海の水深 → 最初に買う1つが決まります
⚡ 5秒
STEP 1 / 2かんたん2問
1
2

Q1. ロッドとリールは?

👇 選ぶと次の質問へ

持ち物12点を一覧で確かめる

借りられるものと持っていくもの、数の目安を1つの表にしました。

商品区分借りられる?目安の数
メジャークラフト 3代目クロステージ ティップラロッド便によっては対象外1本
ダイワ 24エメラルダスX LT2500-XH-リール2500番貸し竿とセット1台
ヤマシタ エギ王 TR サーチ 3.5号ティップラン専用エギ持参3〜4本
マルキュー エギリー ダートマックス TR色違いのエギ持参2〜3本
ヤマシタ エギ王 TRシンカー追加シンカー持参10・15・20gを各2個
ダイワ EGスナップ ローリングスイベル クイッスナップ持参1袋
ダイワ エメラルダスリーダー フロロ 2.5号 リーダー持参1巻
ヤマシタ エギ王 エギストッカーW Mエギケース持参1個
ダイワ クールラインα3 GU2000クーラー20L持参1個
ダイワ 腰巻自動・手動膨張式ライフジャケット Dライフジャケット貸出は船宿による1着
アネロン ニスキャップ 10カプセル酔い止め持参1箱
スワンズ オーバーグラス OG5偏光グラス持参1個

ティップラン船に持っていく12点

上から順に、無いと釣りにならないもの、あると1日が楽になるものの並びです。
ロッドとリールが手元にある人は、エギから確かめてください。

  • □ ロッドとリール(ティップラン便の貸し竿は要確認)
  • □ エギ3.5号を4本と3.0号を2本
  • □ 追加シンカー10・15・20gを各2個
  • □ スナップとリーダー、エギケース
  • □ クーラー20Lとジップ袋、氷の有無を確認
  • □ ライフジャケットと酔い止め、偏光グラス
  • □ 決めたら エギ王 TR サーチをAmazonで見る

メジャークラフト 3代目クロステージ ティップランエギング CRXJ-S602L/TE

ティップラン専用ロッドの入口です。実売1万円台で穂先が入りやすく、貸し竿の対象外という船宿でも自分のがあれば予約で困りません。長さは6フィート前後が船で扱いやすいです。

ダイワ 24エメラルダスX LT2500-XH-DH

2500番のハイギアで、ダブルハンドルが付いた1台です。糸フケの回収が速く、潮が速い日でもエギの位置を見失いにくくなります。PE0.6号を150m巻いておけば足ります。

ヤマシタ エギ王 TR サーチ 3.5号

頭に重さが乗ったティップラン専用エギです。3.5号を軸に3〜4本、色を分けて持ちます。船の指定に合わせる基準になるので、最初の1本はここから選ぶと迷いません。

マルキュー エギリー ダートマックス TR

色違いで持つ2本目です。エギ王TRとは形と動きが違うので、反応が止まった時の切り替え役になります。2〜3本あればローテーションが回ります。

ヤマシタ エギ王 TRシンカー

エギの頭に被せて重さを足す追加シンカーです。10・15・20gを2個ずつ持てば、浅場から潮の速い日まで同じエギで対応できます。エギを買い足すより安上がりです。

ダイワ EGスナップ ローリングスイベル クイックリー2 S徳用

エギとシンカーを何度も付け替えるための徳用スナップです。開きやすさが手数に直結するので、指がかじかむ季節ほど差が出ます。

ダイワ エメラルダスリーダー フロロ 2.5号 35m

エギング用フロロの2.5号です。35m巻いておけば1日の結び直しに足り、根ズレで傷んだ分を切っても余ります。

ヤマシタ エギ王 エギストッカーW M

エギを2段で収められるケースです。揺れる船の上で号数と色を取り違えなくなり、シンカーを付けたまま入れておけます。

ダイワ クールラインα3 GU2000

20Lのクーラーです。アオリイカは真鯛ほど場所を取らないので、これで1日分が入ります。持ち運びを考えると軽さも効いてきます。

ダイワ 腰巻自動・手動膨張式ライフジャケット DF-2724

桜マーク付きの腰巻タイプです。持参を指定する船宿でもそのまま乗れて、シャクる動きの邪魔になりません。

アネロン ニスキャップ 10カプセル

前夜と乗船30分前に飲む酔い止めです。穂先を1日見続ける釣りは酔いやすいので、初回ほど効いてきます。

スワンズ オーバーグラス OG5

メガネの上からかけられる偏光グラスです。海面の反射を切ると穂先の輪郭がはっきりして、小さなアタリを取りやすくなります。

ヤマシタ エギ王 エギストッカーW M エギケース

▲ 揺れる船の上でエギを取り違えないための2段ケース

📱 関連する話題(Xより)

秋の開幕を待つ釣り人のポストです。9月に入ると各地でティップランの便が立ち始めます。

出船前夜にやっておくこと

  1. PEにリーダーを結んで、スナップまで付けておく
  2. エギ6本をケースに号数順で並べる
  3. シンカーを10・15・20gの順に小袋へ分ける
  4. 酔い止めを前夜に1回飲んでおく

結ぶ作業を陸で済ませておくと、ポイントに着いてすぐ落とせます。
シンカーは重さごとに分けておくと、暗い船の上でも手探りで取り出せます

初めての人がつまずく質問

エギは何個持っていけばいい?

3.5号を中心に5〜6本が目安です。メーカーの入門解説では「3〜3.5号を各ウエイトにつき3色くらいずつ」とされており、船で号数指定が出ることを考えると3.5号を4本、3.0号を2本の組み方が無駄になりません。根掛かりは堤防より少ないので、色を分けるほうが優先です。

追加シンカーは何gを何個?

10g・15g・20gを2個ずつが目安です。追加シンカーは細かく重さが分かれているので、当日の水深と潮は船宿に聞くのが確実です。エギを号数違いで買い足すより、同じエギにシンカーを足すほうが安く済みます。

ロッドとリールは借りられる?

船宿によります。竿と仕掛けのレンタルを2,000円で用意していても、ティップラン便だけは対象外と案内している船宿があります。穂先の変化を見る釣りで専用ロッドが要るためです。予約のときに必ず確認してください。

偏光グラスは本当に必要?

ティップランは穂先の小さな動きを目で追う釣りなので、海面の反射を切る偏光グラスとキャップは必需品として扱われています。メーカーの入門解説でも、反射光とけがから目を守る道具として最初に挙げられています。

エギ6本とシンカー6個あれば、初めての1日は回せる

3.5号を4本と3.0号を2本、シンカーは10・15・20gを2個ずつが、初めてのティップランの答えです。

足りなくなるのはエギの本数より、色の幅と重さの刻みのほうでした。

ロッドとリールは貸し竿の対象外という船宿があるので、予約の電話で先に確かめてください。

  • 向く人:初めてのティップラン便で、買う量を決めてから釣具店に行きたい人
  • 向かない人:すでに通っていてエギが20本ある人(→シンカー号数の決め方のほうが役立ちます)
  • 代替:セフィアBB ティップエギング(シマノ派のロッド)/エギ王K 3.5号(堤防と兼用したい人)/クールラインα3 GU1500(もっと軽いクーラー)
釣り人
釣り人
まずエギ6本とシンカーを揃えて、貸し竿があるか電話で聞いてみます。
スタッフ
スタッフ
その順番で正解です。秋の便は9月から立ち始めるので、道具が揃ったら早めに予約を入れておくと選べる日が増えますよ。

【参考にした情報】

Honda釣り倶楽部「アオリイカのティップランエギング・必要な道具」(3〜3.5号を各ウエイトにつき3色くらいずつ/偏光グラスとキャップは必需品/リールは2000〜3000番)。

TSURI HACK「5分でわかるティップランエギング・現役船長解説」同「ティップラン専用エギ10選・追加シンカー」(シンカーは10g・15g・20g・30〜50gと分かれる/重さは船宿に相談)。

大雄丸 よくある質問(レンタル2,000円だがティップラン便のタックルは対象外/仕掛けは船上販売/ライフジャケットは持参)。

富所潤「ティップランは基本が大事(タックル編)」(考案者によるロッド・リール・ライン・スナップ・エギの解説)。

本記事は実釣の長期検証ではなく、メーカー解説と船宿の案内、当サイト実売データの集計にもとづいています。

※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。価格・在庫はリンク先の最新表示を確かめてください。(更新:2026年9月)

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